07/01/06 桜島・開聞・天草ツーリング 3日目

’07桜島・開聞・天草3日目
1/6(土)雨 77キロ
出水温泉-ツル観測センター-長島温泉-蔵之元港・・・牛深港-崎津-大江-サンセットライン-下田温泉
今日は途中でフェリーに乗るので、時間に余裕を持つため早めの7:30に出発。まだ薄暗い。出がけに雨がポツポツ降ってきたので、雨装備を施した。
まず出水市ツル観測センターへ。向かう途中でツルが数羽並んで飛んでいたり、田んぼの中に数羽の群れをいくつか見た。

水田に囲まれた見晴らしの良い場所にある出水市ツル観測センター。ツルの寝床への道は柵で通行止めになっている。センター近くの柵から見ると、係員が餌まきの真っ最中。ツルを探してみるが小さい鳥がいるだけだ。
数日前にWEBカメラで見て群れがいたと憶えていた、数百m離れた西側の道へ行ってみると、思ったとおりものすごい数のツルがいた。しかし、近づくと一斉に飛び立っていく。どうやら自分が自転車とヘルメットで驚かしているみたいだ。

朝焼けの中のツルの群れを撮影して早々に次へ向かう。田んぼの中の道のあちらこちらにツル数羽ごと休んでいるのどかな道である。江内川を渡りR389に合流して黒之瀬戸大橋へ。
長島に掛かる黒之瀬戸大橋はトラス橋。両側に歩道があるが、自転車で走るのにはぎりぎりの幅しかない。

橋を渡ってすぐ標高100mまで上る。途中でかなりの風雨となるが、ピークを越えると小雨に変わった。長島は鉄分の多く含んだ赤土の畑が広がり、「長島馬鈴薯」が有名らしい。
雨は時折やや強く、時には止んだり。念のためバス停で時刻表を見るが蔵之元港へのバスは時間が合わない。走るしかない。「走るしかない、走るしかない、走るしかないよ~」と今日の脳内BGMは替え歌になった。
汐見川などの川を越えるたびに数十メートルのアップダウンが繰り返し。やがて天草下島が見え、遙か彼方に一便前のフェリーが天草に向かうのが見えた。


城川内の地区を過ぎるとまもなく道の駅長島に到着。もうここまで来れば蔵之元港へは4km位なので、時間に余裕もあり、おやつのカレーパンでゆっくりと休憩する。
蔵之元港に着くと、係員に手招きされ乗車口の一番前へ。小さな待合室事務所で乗車券購入。自転車込みで一人運賃480円+自転車250円の計730円。
ここは国道フェリーでここも渡った先も国道389号である。
船内は非常にきれいである。売店でサンドイッチとチーカマを買って軽食にする。
やがて出航、湾外に出ると波はやや高いがそれほど揺れずに、沖合いの戸島をかすめて牛深港へ向かう。
牛深港手前ではハイヤ大橋がお出迎え。30分の船旅だった。

12:10、第2ラウンドのスタート。いきなり強い向かい風に当たる。早浦へ抜ける山越えの道。ピークの久玉トンネルまで上る。
下りに入り先を急ぐが途中で土砂降りに会い、民家の軒先で雨宿りをすると、1分ほどですぐ小雨になった。とても不安定な天気が続く。

早浦川に沿って下りきると早浦に出る。奥まった湾なので穏やかな海面と干潟が拡がっている。遠くに見える対岸がこれから向かう方面である。
早浦湾をぐるりと廻る途中、白木川内の街があり、ここでコンビニを発見。暖かい肉まんを食べる。今日は分散昼食である。

ここから崎津トンネルまで、うまいことに晴れてきて、コースも南へ向きを変えたので追い風にも恵まれ快適に進む。ほんの数キロの間であったが、天草の景色を楽しみながら走れた今日唯一恵まれたときであった。

崎津トンネルには14:30。予定より20分ほど遅れだが、あと20kmそこそこなのでもう安心と思ったが、ここから先が今日のメインイベントとなる。
崎津トンネルを抜けると左手に崎津天主堂が見えた。ここから海沿いに走ることもできるが、再び雨が降ってきたので崎津バイパスのトンネル群(山側に歩道が整備されている)でショートカット。トンネルの先の軍ヶ浦から予定では首越峠を越えることにしていた。しかし不安定な天気なのでどうしようかとツーリングマップルを眺めていたら軽トラックのおばさんが止まって、「どこにいくの?」と聞かれる。「峠を越えようかどうしようか・・」と言うと、峠は通行止めとのこと。あっさり答えが出て先のトンネルへ向かう。これが後々大きく幸いする。
大江地区に入る。ここからの予定もおすすめルートの島西岸の断崖の道を行く予定だった。しかし、空は暗くなり向かい風も強くなってきた。すっぱりあきらめて、国道で下田温泉までとする
大江ではGPSに出てない新道、大江バイパスができていたが旧道に入った。道幅の狭い九十九折りの道を上ると大江天主堂が間近に見えてくる。大江トンネル手前で山の中腹を橋で繋いできたバイパスと合流してトンネルを抜けた。「荒尾岳展望所」の看板も見えるが残念。パス。

ここからは下り坂だが、向かい風で速度が上がらない。天草の街にたどり着くと、時折海からの突風でハンドルが振られる。でも15:30であと6kmくらいである。歩いても行ける。と安心していたのだがまだまだ罠はあった。

今日何回目の上りか知らないが、上って短いトンネルを抜けると数十mの崖の上に出る。すると前から突風、あわてて自転車から降りて必死で堪える。しばらく耐えたところで海側は危ないので山側に移動する。風が弱まる時をはかって右側走行というかしばらく自転車を押して歩く。
ここが名勝・妙見ヶ浦だということにまったく気が付かなかった。

カーブを曲がり小田床川に拡がる内陸に入ると、風も弱まり乗って下ってゆける。しかし次のピークを越えると、空が暗くなりさらに雨が強さを増してきた。鬼海ヶ浦ではガソリンスタンドがあったが、もう宿までは2kmなのでそのまま進む。
細い道になり、日没まで時間があるはずだが空はさらに暗くなってきた。再び海沿いの高台に出ると先ほどと同じように突風に見舞われる。しかし、カーブを少し進むと目の前に今日の宿「国民宿舎あまくさ荘」が現れた。
あまくさ荘は下田温泉中心街より2km程手前にある、計画の時に明日の走行距離との関係から、なるべく手前側の宿にしようと思って決めていたが、この宿にしておいて本当に良かった。



宿の人に目を丸くされながら、玄関に自転車を入れさせてもらい荷をほどく。部屋に入り外を眺めるとものすごい暴風雨に、ぎりぎりセーフだった。
あとはゆっくりと温泉につかり、海の幸の夕食をいただき、これまででもっとも苦労した一日の疲れを癒した。
テレビでは東北地方にある爆弾低気圧で全国的に大荒れのニュースが流れている。はるか遠いこの九州でもその影響がこれほどとは思いも寄らなかった。
風の音は一晩中鳴り響いていた。

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  1. 九州・沖縄情報 より:

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